2009年12月3日木曜日

乳児の色彩認識

 今朝、通勤途中にふと思ったこととして、勤めてきた保育園で耳にしてきた言葉として、「乳児の部屋では原色のド派手な色の服とかはさけようね」というものがありました。
 それについて、『なんでやろ?』『なにがあかんねやろ?』っておもったから、ちょっちょっと検索してみたところ…確かに、当てはまるところもあるけど、一概にそうあるべきである必要はないって事が分かりました。

一種の『思い込み』『固定概念』ってやつみたい。


調べた内容を書きにあげていきますね。

1.色によるリラックス効果について
、 色と光による筋肉の緊張・弛緩度を数値化した『ライトトーナス値』というものがあるみたいで、脳波や汗の分泌量等から客観的に測定されたもので、色別には以下の様に示されるそうです。
 ・ベージュ(パステル):23(弛緩)
 ・青      :24(弛緩)
 ・緑      :28(弛緩)
 ・黄      :28(緊張・興奮)
 ・オレンジ    :28(緊張・興奮)
 ・赤      :28(緊張・興奮)
そして人間の筋肉状態の数値から言えることは、リラックスして心を穏やかに落ち着かせるには、ベージュ系やパステルカラーが最適ということみたいです。

2.いつから色を識別できる?
 月齢が1ヶ月達する頃には、すでに色を認識できる事が様々な研究から発表されています。とは言え色を認識できるといっても、それは沢山の色の違いではなく、 『コントラスト』(光の明暗も含む)それで、赤ちゃんの脳に良い刺激を与える色として、最近では、白、黒の他に赤色が加わっています。そして、2ヶ月から3ヶ月くらいで色を識別する能力が芽生えてくるそうです。
3.色による脳への刺激について
 パステルカラーのソフトなものは、その色の波長から心を安らげる効果はある反面、視覚経由で脳への良い刺激になる色とは言い難いそうです。

ちょっと調べただけで、こんなにも情報が得られました。ありがたい世の中になったもんですね。

ではまた。

2009年12月1日火曜日

子どものお片づけ

子ども達が遊んだおもちゃをお片づけする意味って?
それを自発的にできるようにするには・・・、

『お片づけの意味』
お片づけする意味っていうのは、色々と考え方があるかもしれませんが、
個人的には、
「子どもが自分の活動に見通しをたてやすいようにする為」
っていうのが一番じゃないかと、”今は”そう思っています。

というのも、
 1.おもちゃが元の場所に片付いている
 2.遊びたい時に、その場所に行けば必ずそのおもちゃがある
 3.自分の活動(遊び)に見通しをたてることができる
と考えるからなんです。

単に、
 「整理整頓をしなければいけない」
 「遊んだ後に、元の場所に戻すは当然の事」
 「お片づけをするのが常識」
 「お片づけできない子は・・・だ」
っていうような、大人の価値観を一方的に押し付けるようなことが
ないようにしていかないといけないなぁと・・・。

 お片づけだけでなく、それぞれの行動には、必ず意味があり、
その意味を子どもが分かるように伝えて、
分かるまで繰り返し伝えることで、子ども自身の成長につながるんじゃないかと・・・。

でも、お片づけを自発的にできるようにするためには・・・。
やっぱり、その活動に面白みを感じる事ができた方が取り組みやすいんじゃないかと、
たとえば、
1.時間を設定して競争
  片付けに気が向き始めた頃に、、数をカウントダウンしながらゼロになる前に片付ける
っていうようなゲーム要素をいれるとか
2.パトロール隊の見回り
 片付けた後に、子どもの有志を募って”片付け状態をチェックする”
これであれば、自分がパトロール隊になった時には、片付け忘れを見つけたいし、
片づけをしているときには、パトロール隊がどこを探すのかなぁと考えながら
片付け忘れがないようにしようとするのでは

他にも、色々とあるんだろうけど、やっぱり根本は、前述したように、
「こども自身が片付ける意味を理解し、自発的にできるようになる」のがベストですよね。

大人には片づけが苦手な人がいますが、子どもはまだまた人生経験が非常に短いので、
苦手って言う意識をもたないように、めんどくさいって気持ちにならないように、今の時期に
『片付けって、普通はするでしょ!』ってサラッと言われちゃうようになってもらいたいですね。

ではまた。